生まれ変わったSRIXON Zシリーズの性能検証

コースで使ってみて分かった実戦力の高さ
新生SRIXONは、アマにも“やさしいプロユース”

2018年に劇的ともいえるモデルチェンジを果たしたスリクソン Zシリーズ。昨シーズンには星野陸也や稲森佑樹といった若手プロが続々とスイッチして好成績を収めているが、アマチュアが手にしたときの性能はどうなのか。モデル界きってのアスリートゴルファーである肥野竜也とギアに詳しいライターのツルハラが、オンコースでその性能を検証した。

肥野竜也 - ひの・たつや

モデルとしてゴルフ誌のカバーボーイを務めたのを機にゴルフにのめり込み、持ち前の運動神経をいかしてみるみる上達。現在はハンデ2というモデル界きっての上級者ゴルファーに。競技ゴルフにも積極的に挑戦している。

鶴原弘高 - つるはら・ひろたか

ギア性能に詳しいフリーランスのゴルフライター。GDOで連載中の試打企画『新製品レポート』のツルさん役としてお馴染み。ギア情報を発信する会員制ウェブサイト『3up CLUB』ではキャスターも務めている。

テスターのファーストインプレッション~肥野さん~

僕がスリクソンに持っていたイメージは、昔ながらのオーソドックスな形状とデザインに仕上げられた“硬派なプロ向けのクラブ”。ところが、新しいスリクソンは、そんなイメージをいい意味でくつがえしてくれました。特にドライバーに関しては、従来モデルとは見た目からしてまるで違う! クラウンにはうっすらとカーボン柄が見えているし、ヘッド形状も三角形に近いシャローバック。とても現代的なヘッド形状になりましたね。「Z585 ドライバー」と「Z785 ドライバー」は、どちらもフェースの向きをターゲットに合わせやすく、とても構えやすい。少しディープフェースに感じられて、アスリートがしっかり叩いていけそうな雰囲気もあります。


アイアンにも許容性の高いポケットキャビティタイプの「Z585 アイアン」と優れた操作性のツアーキャビティタイプの「Z785 アイアン」の2モデルが用意されていますが、僕の好みは断然、ストレートネックでシャープな見た目の「Z785 アイアン」。このアイアンならボールをしっかり上から捉えて、自分が思ったとおりの球筋を打てそうです。


テスターのファーストインプレッション~鶴原さん~

「Z585 ドライバー」と「Z785 ドライバー」を構え比べてみて、とてもうまく作り分けてあるなと感心してしまいました。

「Z585 ドライバー」は、構えた瞬間から球がつかまりそうなイメージ。具体的にいうと、ソール後方のふくらみがヒール側に寄っていて、ヘッドのトゥ側が高くなっているためにアップライト感があり、それによって球を包み込んで打つイメージが沸きます。


対して「Z785 ドライバー」は、極めてオーソドックスなヘッドシェイプ。インパクトゾーンでヘッドをまっすぐ動かして、球を押し込んでいけそうな雰囲気に仕上げられています。一見すると似ている2モデルですが、ヘッド形状から受ける球筋やヘッドの動かし方のイメージは、まったくの別モノ。その作り分け方が絶妙だと感じました。

クラブとしての構えやすさを備えながらも、ゴルファーによって異なる球筋やスイングイメージへの要求を微妙なヘッド形状の違いで表現する。そんなことができるのは、アスリートマインドを熟知しているスリクソンならではでしょうね。