Vol.58
今シーズンも残り3戦。ツアー最長となった難コースを制するのは?

伊藤園レディス 取材日:11月8日

『XXIO X』フェアウェイウッドも愛用中
青木 瀬令奈
今季のベストフィニッシュ:ヨネックスレディス 優勝

指定練習日の水曜日(8日)、試合会場の「グレートアイランド倶楽部」(千葉県)周辺は朝からあいにくの空模様。雨が強く降る時間帯もあったものの、午前10時過ぎにはほとんど上がり、この時期にしては温かいまずまずの調整日和となりました。青木瀬令奈プロは、先々週に同コースで行われたテレビマッチの収録の際にインの9ホールをプレー。また、翌木曜日はプロアマ大会に出場することから、この日は練習場での調整となりました。そんな青木プロが「すごくいいです」と絶賛するのが来月発売される『XXIO X』のフェアウェイウッド。10月上旬から使用しているドライバーに続き、先週から5、7、9番も投入したそうで、「実は開幕前日は体調が悪くてラウンドができなかったので、フェアウェイウッドは練習場で数発ずつ打っただけで試合で使ったんです。そうしたら、球がつかまって高く上がって、距離も出て。グリーンを狙ったショットも、ピンハイにつきました」といきなり活躍してくれたのだとか。そして迎えた今大会。「この大会は毎年“最終戦に出るためには、あといくら稼がないと”とか考えながらプレーしていたのですが(苦笑)、今年はもう出場権があるので、すごく新鮮というか、気持ちに余裕がありますね。最近、パーセーブ率が上がって来て上り調子なので、今週を含めて残りの試合を楽しめたら」と笑顔を見せる青木プロでした。

今、自分にできるベストのプレーをしたい
香妻 琴乃
今季のベストフィニッシュ:アース・モンダミンカップ 7位タイ

香妻琴乃プロが10番からティオフした12時過ぎ。雨は上がった代わりに、時おり強い風が吹く、本番を思わせるタフなコンディションとなりました。練習ラウンドには、ダンロップのクラフトマンも同行。すでに試合で愛用している『XXIO X』ドライバーに加え、3Wと7Wという2本のフェアウェイウッドもテストしました。結果は、ともに「球が上がりやすいし、距離も出ます」と好感触で、翌日のプロアマ大会で引き続き使用してみることに。今年は昨年大会にくらべて4ホールで距離を延ばし、全長はツアー最長の6741ヤードとなったグレートアイランド倶楽部。前日にプレーしたアウトコースと合わせ、香妻プロにコースの印象を聞いてみると、「ティショットは、ちょうど落ちるところにバンカーがあったり、打ち出す方向に木があったりして難しいホールが多いので、よく考えて打たないといけないですね。それと、グリーンのアンジュレーションが大きいので、乗せる場所をよく考えないと」と、ショットの精度をキーポイントに挙げていました。現在、賞金ランキング62位と、シード復活のチャンスを残す香妻プロ。「調子はあまりいいとは言えないのですが、今、自分にできるベストのプレーをしたいと思います」と今週に賭ける思いを語ってくれました。

プロデビューから1年。今週も大会初優勝を狙う
畑岡 奈紗
今季のベストフィニッシュ:ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン、日本女子オープン 優勝

畑岡奈紗プロはドライビングレンジとパッティンググリーンでたっぷり調整したあと、午後1時過ぎに10番ホールからティオフし、インの9ホールをプレー。ラウンド中は、本番での異なるカップ位置を想定し、前後左右に距離を打ち分ける練習をしていました。国内ツアーに続けて出場している9月半ば以降、優勝と2位がそれぞれ2回と絶好調の畑岡プロですが、思えばプロとしてのデビュー戦となったのが1年前の今大会。それについて尋ねると、「この1年は意外とあっという間でしたね」と笑顔を見せていました。そして、1年ぶりにプレーしたコースの印象について、「距離が延びたホールがいくつかあります」と話し、さらに「第2打の残り距離が変わってくるので、距離感には気をつけたいと思います。フェアウェイは比較的広いほうだと思うので、第2打をやさしいラインにつけられるようにしたいですね」と、コース攻略のポイントについてコメント。そして今週の目標について、「先週は2日目以降、あまりショットがよくありませんでした。アドレスがしっくりこなかったのが原因で、そこを修正できれば。毎試合そうですが、今週も優勝をめざして頑張ります」と語る畑岡プロ。今週も優勝への期待が高まります。

今週からフェアウェイウッド3本も実戦投入
小橋 絵利子
大東建託・いい部屋ネットレディス 7位タイ

まだ雨が降っていた午前9時半過ぎ、1番ホールからティオフしたのが小橋絵利子プロ。この日は藤崎莉歩プロとの練習ラウンドです。小橋プロもまた、早くも試合で『XXIO X』ドライバーを愛用中。それに加え、この日は初めて3本のフェアウェイウッド(#3、5、7)をコースでテストしました。ラウンド後、まずはその感想を聞いてみると、「打感がやわらかいですね。フェースに球がくっつく感じがしてコントロールしやすいので、私はすごく好きです。さっそく今週から使います」と実戦投入を宣言! 前日にはインをプレーしたという小橋プロにも、スコアメイクのポイントを聞いてみました。「距離が延びて、風向きによっては2打で届かないパー4もあるので、しっかりアプローチを寄せてパーをセーブしたいですね。そして、届くホールではピンを狙ってチャンスを生かすという、メリハリのあるゴルフがしたいです」。現在賞金ランキングで66位につける小橋プロ。「ここ2か月間ぐらいショットの調子が悪かったのですが、最近になってショットの調子がよくなってきたかなと感じています。来週もたぶん出場できると思うので、今週と来週の2試合ともトップ10入りをめざしてプレーしたいと思います」と力強く語ってくれました。

結果を気にせず、伸び伸びプレーしたい
藤崎 莉歩
ヨコハマタイヤPRGRレディス 2位

藤崎莉歩プロは、前半のアウトは小橋プロと、後半のインは他の選手とプレー。ホールアウト後、開口一番「長くなりましたね。特に18番ホールはすごく長くなって難しいです(苦笑)」と、タフさを増したコースの印象を話していました。藤崎プロがコース攻略のポイントとして挙げたのがパー5での攻め。「私はそんなに飛ぶほうではないので、パー5で確実にバーディを獲ることが大事になると思います。そして距離が延びたホールは、アゲンストではまず2つでは届かないので、頑張ってパーで上がりたいです」。夏場以降、なかなか予選を通過できず苦しい戦いが続く藤崎プロ。「今思うと、結果を気にしすぎてゴルフが“暴れちゃった”のかなと。だから最近は、昔からやっていた練習をするなど、基本に戻るようなつもりで調整をしています」と、現在の自身の状態についてコメント。来週の試合も出場できる可能性はあったものの、来週はサードとファイナル、2つのQTが行われるコースでの練習ラウンドに充てるそうで、今年のツアーへの出場は今大会が最後。「難しいかもしれませんが、今週は結果を気にせずに、伸び伸びとゴルフがしたいです(笑)。それでいいスコアを出して、上位に入れればと思います」という藤崎プロ。ぜひ有終の美を飾ってほしいものです。