Vol.55
北の大地の難コースが舞台。4日間のタフな戦いを制するのは!?

ニトリレディス 取材日:8月22日

スキのないゴルフで、上位進出を狙う
吉田 弓美子
今季のベストフィニッシュ:フジサンケイレディスクラシック 優勝

今年で8回目の開催となる今大会。3年連続で戦いの舞台となるのは、“北の大地”の名門「小樽カントリー倶楽部」(北海道小樽市)です。今大会は、昨年から4日間競技に変更されたのに加え、コースも昨年にくらべ全長が54ヤード伸び、今年はさらにタフな戦いが予想されます。コース周辺は21日(月)は晴天に恵まれたものの、この日(22日)は前線の影響により、朝からあいにくの強い雨。午前9時半過ぎから練習ラウンドを行う予定だった吉田弓美子プロは、ポイントになるホールでのティショットとグリーンのチェックに切り替えました。2年ぶりに訪れた小樽CCの印象について、「ここはメジャーと同じといっても過言ではないくらいのセッティングで、いろいろと試されるので楽しみではあるのですが、難しいという印象があります(苦笑)。ショットの精度と自分のコースマネージメントが合致していないと、すぐにボギーとかダボが来てしまうんですよね」と、難しさを強調。ただ、自身の調子は上向きのようで、「全体の流れとしては、“パットさえ入ればバーディがもっと増えるんじゃないか”というところまでショットの精度は戻ってきました」。そんな吉田プロに、今大会への抱負を聞いてみました。「先週の試合は体調不良で棄権してしまったのですが、予選通過を目標の最低ラインにしたいと思います。自分自身でツメが甘いと思っている部分をどれだけ修正できるかで、だいぶ成績が変わってくるのかなと。それを修正して、上位に顔を出せたらいいですね」。

コースとの相性は抜群。今年も優勝争いに絡みたい
香妻 琴乃
今季のベストフィニッシュ:アース・モンダミンカップ 7位タイ

午前9時前にコース入りした香妻琴乃プロも、吉田プロと同様、予定していた練習ラウンドからコースチェックに変更。途中、ティショットを打ったホールもあったものの途中で切り上げ、雨の中、パッティンググリーンで繰り返しショートパットの練習を行っていました。今大会では14年から7位タイ、10位、8位と、3年連続でトップ10入りを果たしている香妻プロ(※14年大会は恵庭CCで開催)。コースと相性がいい理由として、「毎年セッティングが難しいので、その分、すごく集中できていて、それがいい結果につながっているのだと思います」とコースの難しさを挙げていました。さらに、「毎年このコースに来ると、パットのフィーリングがよくなるんです。私には速いグリーンのほうが合ってるみたい」と、グリーンとの相性もバッチリのようです。そして、「最近は、ショットはいいのにパットがなかなか入らなくて。スリーパットも多いので、フィーリングが合うここのグリーンできっかけがつかめたら。ティショットを曲げてしまったら、無理をせずにパーセーブに切り替えて、狙えるホールでしっかりバーディを獲りたい。今週は優勝争いに絡みたいと思います」と、笑顔で語ってくれた香妻プロ。この後もしばらく雨が降り続いたことから、ショット練習をするためコース外にある練習場に向かいました。

調子が戻りつつある今週は楽しみ。まずは予選突破を
新海 美優
今季のベストフィニッシュ:ニチレイレディス 2位タイ

降り続いていた雨もあがり、時おり青空も見えるほどに天候が回復した午後1時過ぎ。ドライビングレンジでは新海美優プロがショット練習をしていました。今年が昨年に続き2度目の大会出場となる新海プロ。練習の合間に、まずは去年の大会について聞いてみると、「予選落ちしてしまったのですが、ツアーが行われるコースの中でもいちばん難しいという印象ですね。ティショットの狙いどころが狭いし、グリーンが硬いのでアイアンショットが弾かれてばっかりで。グリーンもうねっているので難しかったです」。その印象は、前日に行った18ホールの練習ラウンドでも変わらなかったようで、「正確に打っていかないと、すぐにトラブルになるコースだなと思いました。グリーンも、変なところに外すとすごく速いパットが残るので難しいです・・・。さっきから“難しい”しか言ってないですね」と苦笑い。それでも、「ここのところショットを狙ったところに打ち出せなくて、バーディチャンスもない状態が続いていたのですが、先週、(師匠の)鈴木規夫(プロ)先生たちの合宿に参加したら、試合で大きなミスなくプレーできたんです。いい方向に進みつつあるので今週は楽しみ。まずは予選通過を目指します」と、元気に今週の抱負を語ってくれました。なお、新海プロは先週からスリクソンのユーティリティ『Z H65 ハイブリッド』の#3と#4をテスト中。「ヘッドが小さいので、やさしいアイアンのような感覚で打てます。構えやすいのでラインも出しやすいです」と感触は良好なことから、今大会から投入する可能性もありそうです。

メリハリのあるゴルフで、今季2度目のトップ10をめざす
小橋 絵利子
今季のベストフィニッシュ:大東建託・いい部屋ネットレディス 7位タイ

プロ5年目の今年、大会初出場を果たすのが小橋絵利子プロ。小樽CCをプレーするのも今回が初めてということもあり、激しい雨の中、同じスリクソン契約の鬼頭桜プロ、土田沙弥香プロらとともにアウトの9ホールをプレーしました。前日にはインコースをプレーした小橋プロに、まずはコースの第一印象を尋ねてみると、「難しいですね。フェアウェイが狭いし、グリーンもまだ速くなりそうなので。まずはティショットをしっかりフェアウェイに置いて、ピンポジションが難しい時には、ピンをデッドに攻めずに、しっかり乗せるところに乗せて、というメリハリのあるプレーができたらと思います」。そんな小橋プロは、1ヶ月前の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で今シーズン自己最高の7位タイに入賞。「あのコースは好きなんです。去年、いい成績(4位タイ)を残せたので、今年も頑張ろうと思っていたら、同じようにいいプレーができました。ただ、調子が上がってきたなと思ったら、最近はまた調子があまりよくなくて(苦笑)」と今の状態について語るとともに、「目標はもちろん予選通過で、その時の調子だったり、順位にもよりますが、イケそうだったら、またトップ10をめざしていきたいです」と力強くコメント。ぜひ、今季2度目のトップ10入りに期待しましょう。