vol.52
新緑の名門コースを舞台に繰り広げられる熱戦を制するのは!?

ほけんの窓口レディース 取材日:5月10日

背中はもう大丈夫。まずは“完走”をめざす
吉田 弓美子
今季のベストフィニッシュ:フジサンケイレディスクラシック 優勝

5回目の開催となる今大会の戦いの舞台は、今年で開場65年目を迎えた名門「福岡カンツリー倶楽部 和白コース」(福岡市東区)。コース内には目に鮮やかな新緑があふれているものの、この日(10日)は時折小雨が降るやや肌寒いコンディションとなりました。そんな中、ショットの時には上着を脱いで半袖でプレーしていたのが吉田弓美子プロ。前日(9日)、雨の中でショットやアプローチの練習を行い、この日はアウト9ホールのみを練習ラウンドしました。ご存じのように、3週間前の「フジサンケイレディスクラシック」で背中の痛みに耐えながら、見事2年ぶりのツアー6勝目を飾った吉田プロですが、先週はその痛みのため途中棄権。まずは背中の状態について尋ねると、「トレーナーさんから『だいぶ良くなったね』と言われました。もう大丈夫だと思います」と笑顔でコメント。月曜日には腹筋や下半身を中心にトレーニングもこなしたそうです。そんな吉田プロは、昨年のこの大会では6位タイに入賞。「正直あまり得意なコースではないので、“なんでよかったんだろう?”という感じ(笑)。グリーンはちょっとでも上に行くと傾斜にかかって速いし、サイドからのパットもすごく難しいんです。だから、今週はピンに対してしっかり距離を打てる技術が特に重要になると思います」とコース攻略のポイントを語るとともに、「応援してくださるみなさんも『“完走”めざして頑張って!』と言ってくれるので、まずは完走をめざします」と、今週の目標を笑顔で話してくれました。

ドライバーの飛距離アップを生かしトップ10を狙う
酒井 美紀
今季のベストフィニッシュ:フジサンケイレディスクラシック 8位タイ

酒井美紀プロは午前11時前に1番ホールから練習ラウンドをティオフ。休憩を挟まずに行なったインコースのラウンドでは福嶋浩子プロとともにプレーしました。「このコースは、ティショットの落とし所が狭いホールがけっこう多いんです。だから、ティショットでは目標物を見つけて、それを狙ってしっかり打つようにしました」とコースでのチェックポイントを話してくれた酒井プロ。さらに、吉田プロと同じくアイアンショットの距離感を攻略ポイントに挙げていました。3週間前の「フジサンケイ~」で今季自己最高の8位タイに入った酒井プロ。序盤戦の自身のプレーについて尋ねると、「今年はドライバーをしっかり振るようになった分、ランが出て飛距離も伸びたので、セカンドショット以降は楽になってはいるんです。その代わり、去年までは入らなかったバンカーに入ったりして、まだ自分の距離感をつかめていないところもあります。そのへんの噛み合わせが今ひとつですね」と苦笑いしつつ、「でも、ショットやパット自体は悪くないです」と明るい表情で話します。そして今大会について、「コースは嫌いではないし、いいショットのイメージが湧くホールが多いので、トップ10に入れればと思います。頑張ります」と今季2度目のトップ10フィニッシュに意欲を見せていました。

ショットに復調の兆し。またトップ10に入りたい
藤崎 莉歩
今季のベストフィニッシュ:ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ 2位

藤崎莉歩プロは、西木裕起子プロ、小竹莉乃プロという、同じ1991年生まれのスリクソンプレーヤー2人と練習ラウンド。午前8時過ぎに10番ホールからスタートし、休憩を挟まずにアウトコースをプレーしました。今大会には3年ぶり2度目の出場となるものの、かつてステップ・アップ・ツアーの試合でもこのコースをプレーした経験があることから、コースのことは頭に入っているそうで、「砲台グリーンが多くて、ラフからだとスピンがかからずに止まりにくいんです。スピンの利いた球を打つために、やっぱりフェアウェイキープが大事だと思います」と、正確なティショットをスコアメイクのカギに挙げていました。今シーズンはQT上位の資格で参戦し、第2戦でプレーオフの末にツアー自己最高の単独2位に入る健闘を見せた藤崎プロ。「あの試合あたりからパットがちょっとずつ良くなりました。アプローチもよくなってきたので、そのおかげで続けて予選を通過できているのかなと思います。それにくらべるとショットの調子は今ひとつなのですが(苦笑)、スイングの方向性は見えているし、良くなる兆しもあります」と自身の現状を語ります。そして今週の抱負について、「2位になって以降、なかなかいい成績を残せていないので・・・。“1試合だけ”と思われるのはやっぱりイヤなので、いいゴルフをして、またトップ10に入りたいと思います」と力強くコメント。ぜひ、今季2度目のトップ10入りに期待しましょう。

柔らかいグリーンで展開に変化が? まずは自分のベストを尽くす
香妻 琴乃
今季のベストフィニッシュ:フジサンケイレディスクラシック 10位タイ

香妻琴乃プロは、午前8時半すぎに1番ホールからティオフ。葭葉ルミ選手、工藤遥加プロという、同級生二人との笑いの絶えないラウンドは、当初の予定のハーフを超えて18ホールとなりました。この日の練習ラウンドのチェックポイントはティショット。「(今季自己最高の10位タイに入った)『フジサンケイ~』ではよかったのですが、先週は日ごとにブレが大きくなってしまって・・・。タイミングが合っていないのかなと思います。今日も微妙でしたね(苦笑)」と話す香妻プロですが、昨年まで悩まされた腰については「大丈夫です。不安なく振れています」と笑顔で話します。そんな香妻プロがコース攻略のカギに挙げたのは、やはり第2打以降のアイアンショットの距離感。「グリーンが硬くて止まりにくいので、打ち上げでも手前のエッジを越えたギリギリのところに落とさないとダメ、というのがこのコースのイメージ。ただ、今年は雨のせいかグリーンが柔らかいし、スピードもそんなにないですよね。だから、いつもの年とは違うかも」と、例年とは違う展開を予想。そして、「先週はなかなか思うようにプレーできなかったので、まずは今の自分のベストを尽くす、という気持ちで今週はやっていきたいと思います」と大会への意気込みを静かに語ってくれました。

しっかり上を見てプレーを。そして、最終日の爆発に期待
新海 美優
今季のベストフィニッシュ:スタジオアリス女子オープン 9位タイ

1ヶ月前の「スタジオアリス女子オープン」でツアー自己最高の9位タイに入り、現在賞金ランキング36位と好調をキープしているのが、プロ4年目・21歳の新海美優プロ。大分市出身ということもあり、このコースではジュニア時代から何度もプレーしているそうで、初出場だった昨年大会で16位タイに入ったのも、その経験が生きたのかもしれません。この日は午前9時過ぎに1番ホールからティオフし、シュークリームの“栄養補給”を挟んでインの9ホールもプレーしました。新海プロがコース攻略のカギと話すのがティショット。「距離はあまり長くないのですが、決めたところにちゃんと打っていかないとトラブルになります」。そしてグリーンについても、「昨日、かなり雨が降ったので今日は止まりやすくて、そんなに速くなかったけれど、いつもはもっと速いので。最後まで今日のようにはいかないと思います」と、その難しさを警戒していました。ここまで9試合中8試合で予選を通過していることについて、「最終日にスコアを伸ばせないのが課題なのですが(苦笑)、去年とくらべれば安定感が増して、開幕からずっといいゴルフができていると思います」と充実した表情で話す新海プロ。そして今週の目標についても、「ここ数試合、カットラインを気にしながらのゴルフになってしまっているので、トップ10に入った試合のことを思い出しながら、しっかり上を見てプレーしたいと思います」と、1ヶ月前の再現を誓っていました。