2018シーズンを5つの質問で振り返る

今季ツアー優勝を飾ったスリクソン・プレーヤーたち

【国内男子ツアー編】

今シーズン、ツアー優勝を飾ったスリクソン・プレーヤーたちに、5つの質問を通じて1年を振り返ってもらう本企画。2回目の「国内男子ツアー編」は、いずれも記念すべきツアー初優勝を飾った秋吉翔太、出水田大二郎、星野陸也、タンヤゴーン・クロンパ、稲森佑貴の5人が登場!

※ボール+クラブ契約を結ぶプレーヤー

ツアー優勝者へ5つの質問
  1. Q1:今シーズンを自己採点するとしたら100点満点で何点?
  2. Q2:今シーズンのベストラウンドは?
  3. Q3:今シーズン、もっとも活躍したクラブ(ゼクシオ、スリクソン、クリーブランド)は?
  4. Q4:今年1年で自分が成長、レベルアップしたと感じる部分は?
  5. Q5:来シーズンの目標・抱負は?

◇「~全英への道~ミズノオープン」「ダンロップ・スリクソン福島オープン」優勝

秋吉 翔太 Shota Akiyoshi

【優勝シーンプレーバック】

首位に3打差の6位タイで迎えた「~全英への道~ミズノオープン」(5月第4週)の最終日に2アンダー「70」でラウンドし、逆転でツアー初優勝。「全英オープン」の出場権を獲得すると、4週間後の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」の最終日に9バーディ・1ボギーの8アンダー「64」をマーク。2位以下を1打差で振り切り、早くも今季2勝目を挙げた。

Q1:今シーズンを自己採点するとしたら100点満点で何点?

A1:100点

勝てそうな試合で負けてしまったので、そこは減点かなとも思うけれど、優勝と最終戦(ゴルフ日本シリーズJTカップ)出場という、開幕前に立てた目標を達成できたことに関しては、自分に100点満点をあげたいと思います。

Q2:今シーズンのベストラウンドは?

A2:「三井住友VISA太平洋マスターズ」最終ラウンド

優勝した2試合の最終日がベストだとは思います。ただ、「三井住友VISA太平洋マスターズ」の最終日は、最後にミスをして勝てなかったものの、優勝争いの緊張感の中でいい経験ができたので、違う意味でのベストラウンドだったかなと思います。

Q3:今シーズン、もっとも活躍したクラブ(ゼクシオ、スリクソン、クリーブランド)は?

A3:『スリクソン Z F85 フェアウェイウッド』#3

夏の終わり頃に使い始めたのですが、すごく強い球が打てるので飛距離が伸びて、アゲンストの時でも260ヤードのキャリーが出ます。おかげで、距離のあるパー5でも2オンする確率が上がって、去年にくらべてかなりイーグルが獲れました(注:ツアーでのイーグル率〈=1イーグルを獲得するために要するラウンド数〉は、昨年の67位から7位に大幅にランクアップ)。

Q4:今年1年で自分が成長、レベルアップしたと感じる部分は?

A4:パッティング

間違いなくパットですね。ツアーのデータを見ても、去年は平均パットのランキングで38位だったのが、今年は12位まで上がりました。

Q5:来シーズンの目標・抱負は?

A5:最低でも1勝

今年初優勝できたので、これから毎年最低でも1勝したいし、そういう選手になりたいです。そうすれば、最終戦にも毎年出られますからね。

◇「RIZAP KBCオーガスタ」優勝

出水田 大二郎 Daijiro Izumida

【優勝シーンプレーバック】

「RIZAP KBCオーガスタ」(8月第4週)で、2日目に3アンダー「69」をマークし単独トップに。最終日には一時首位に並ばれたものの、大詰めの17番パー3でバーディを奪って後続を突き放し、1打差でツアー初優勝を飾った。

Q1:今シーズンを自己採点するとしたら100点満点で何点?

A1:80点

優勝して最終戦に出るという、シーズン当初の目標を達成できたのはよかったのですが、勝った試合以外はトップ10に入れませんでした。だから、20点マイナスです。

Q2:今シーズンのベストラウンドは?

A2:「ダイヤモンドカップゴルフ」第1ラウンド

優勝した試合の最終日ももちろんいいプレーはできたのですが、ベストという意味では、やっぱり8アンダー「63」で回った「ダイヤモンドカップゴルフ」の第1ラウンドだと思います。あの日は最高のゴルフができて、あんなに難しいコースがメチャクチャかんたんに思えたんです。ただ、2日目以降はティショットが曲がってパットも入らなかったので、「あれ?こんなに難しかった?」と思いましたが(苦笑)。

Q3:今シーズン、もっとも活躍したクラブ(ゼクシオ、スリクソン、クリーブランド)は?

A3:『スリクソン Z585 & Z785 アイアン』

#3~#5は『Z585 アイアン』を使っていて、長い番手をポケットキャビティにしているのは、球が上がりやすいし、ミスが少なくて済むからです。そして、#6~PWはキャビティの『Z785 アイアン』を入れていて、こちらは構えた時の“顔”がシャープなので構えやすいのと、球の高低の打ち分けなど操作性がいいのが気に入っています。

Q4:今年1年で自分が成長、レベルアップしたと感じる部分は?

A4:ショートゲーム

去年とくらべてパッティングはかなりよくなりました(注:ツアーでの平均パットのランキングは、昨年の69位から17位に大きく上昇)。それと、アプローチやバンカーショットも多少は上手くなって、ある程度寄せられるようになった感覚がありますね。

Q5:来シーズンの目標・抱負は?

A5:海外メジャー出場

来年もツアーで優勝するのが目標ですが、海外のメジャーにも出てみたいですね。やっぱり出てみないとわからないこともあると思うので、出てそれを経験してみたいです。

◇「フジサンケイクラシック」優勝

星野 陸也 Rikuya Hoshino

【優勝シーンプレーバック】

「フジサンケイクラシック」(8月第5週)で、初日に3アンダー「68」で回り単独首位に立つと、2日目、3日目と首位をキープ。2位に5打差をつけて迎えた最終日も5アンダー「66」をマーク。2位に5打差、初日から首位を守り通す“完全優勝”で、ツアー初勝利に花を添えた。

Q1:今シーズンを自己採点するとしたら100点満点で何点?

A1:98点

今年は、まず優勝して、去年あと一歩で出られなかった最終戦にも出場すると決めていて、その目標をクリアできたし、海外メジャー(全米オープン)にも出場できたので、自分としてはかなり満足しています。だから満点でもいいのですが、後半戦に体調を崩してしまったのと、優勝してから立てた「賞金王」という目標を達成できなかったので、その分を2点引いて98点です。

Q2:今シーズンのベストラウンドは?

A2:「フジサンケイクラシック」最終ラウンド

やっぱり優勝した試合の最終ラウンドですね。緊張した優勝争いの中で、あのスコア(7バーディ・2ボギーの「66」)を出せたので満足しています。

Q3:今シーズン、もっとも活躍したクラブ(ゼクシオ、スリクソン、クリーブランド)は?

A3:『スリクソン Z585 アイアン』#3

「フジサンケイ~」でも活躍してくれて、パー3ではもう少しでホールインワンというショットが打てました。構えた時の“顔”がいいし、操作性もつかまりも以前のモデルよりよくなりましたね。やっぱりロングアイアンはポケットキャビティのほうがかんたんだし、飛距離も出るので使いやすいです。

Q4:今年1年で自分が成長、レベルアップしたと感じる部分は?

A4:総合力が上がった

去年とくらべると、メンタル面も技術面も向上したと思うのですが、全米オープンを経験できたことで、総合力が上がったような気がしています。たとえば、コースマジメントもそうですし、トレーニングの方法とか、ゴルフに対する考え方とか、そういったことすべてがいい方向に進んでいると思います。身体に関しても、去年まではシーズン中に体重が減ってしまったのですが、今年は逆にいい感じで増やすことができました。

Q5:来シーズンの目標・抱負は?

A5:賞金王とPGAツアー出場

PGAツアーに出てみたいですね。今年の全米オープンでは予選を通過できなかったので、今度は絶対に予選を通って上位を狙いたいです。もちろんメインは国内なので、再来年のオリンピックのためにも、何勝かして賞金王を目指したいと思います。

◇「ISPSハンダマッチプレー選手権」優勝

タンヤゴーン・クロンパ Thanyakon Khrongpha

【優勝シーンプレーバック】

総勢104名によって争われた「ISPSハンダマッチプレー選手権」に1回戦から出場。大会のシード選手を次々と下して勝ち進むと、決勝戦では2&1で勝利。日本ツアー参戦5年目にして待望のツアー初優勝を達成した。

Q1:今シーズンを自己採点するとしたら100点満点で何点?

A1:90点

日本ツアーで初優勝できたので、本当は100点でもいいのですが、開幕から夏前まではショットの調子が悪くて成績もよくなかったので10点マイナスです。

Q2:今シーズンのベストラウンドは?

A2:「RIZAP KBCオーガスタ」最終ラウンド

実をいうと、優勝した「ISPSハンダマッチプレー選手権」はあまりショットのフィーリングがよくなくて(苦笑)。それにくらべると、その2週間前の「RIZAP KBCオーガスタ」の最終ラウンドはとてもいいプレーができたと思います(注:6アンダー「66」をマーク)。そこから調子が上がって翌週の試合でも好調をキープでき、それが優勝につながったと思います。

Q3:今シーズン、もっとも活躍したクラブ(ゼクシオ、スリクソン、クリーブランド)は?

A3:『スリクソン Z785 ドライバー』

このドライバーに替えてから、トータルの飛距離が10~15ヤードも伸びました。それと、以前のモデルはドローボールを打つのが難しかったのですが、この『Z785』は、ドローをコントロールしやすくなりましたね。その結果、それまで自信がなかったティショットが自信をもって打てるようになりました。

Q4:今年1年で自分が成長、レベルアップしたと感じる部分は?

A4:ドライバーのティショット

新しいドライバーのおかげもあると思うのですが、夏場以降、ティショットが安定するようになりました。僕は今年、出場5回目にして初めて「フジサンケイクラシック」で予選を通過できたのですが(笑)、あのコースは距離があるし、とてもティショットが大事なんです。去年までは上手く打てなかったのですが、今年は飛んで方向性も安定していたので、予選を通過できたのだと思います。

Q5:来シーズンの目標・抱負は?

A5:賞金王と全試合予選通過

シーズンに何勝かして、チャンスがあれば賞金王を狙いたいです。それと、今年は去年までとくらべて予選落ちが減ったのですが、それでも6度あったので、来シーズンはもっと安定感を高めて、出る試合は全部予選を通過したいですね。

◇「日本オープン」優勝

稲森 佑貴 Yuki Inamori

【優勝シーンプレーバック】

「日本オープン」(10月第2週)で、18位から出た2日目に4アンダー「67」をマーク。2位タイに浮上すると、3日目も同じスコアで回り単独トップに。迎えた最終日も3連続を含む5バーディを奪うなど3つスコアを伸ばし、2位に2打差をつけツアー初優勝をメジャーで飾った。

Q1:今シーズンを自己採点するとしたら100点満点で何点?

A1:90点

ツアー優勝者として初めて最終戦に出られたことに関しては100点をあげられると思います。ただ、トップ10入りの回数が少なかったのはダメですね。特に優勝したあとの成績がよくなかったので90点にしておきます。

Q2:今シーズンのベストラウンドは?

A2:「日本プロ」最終ラウンド

優勝した「日本オープン」の最終日はよく踏ん張ったなと思います。ただ、印象に残っているという意味では、「日本プロ」(5月第2週)の最終日ですね。あの日はトップと2打差の3位から出て、ゴルフの調子自体は悪くなかったのですが、ちょっともったいないミスをして、3位のまま終わってしまったので・・・。

Q3:今シーズン、もっとも活躍したクラブ(ゼクシオ、スリクソン、クリーブランド)は?

A3:『スリクソン Z585 ドライバー』

日本オープンの2試合前から使い始めたのですが、最初に打った時に、とにかく弾道が力強いなと感じました。空中でグングン伸びていく感じがして、実際に飛距離が伸びました。アゲンストでもそれほど飛距離が落ちないし、このドライバーに替えてから、セカンドショット以降がかなり楽になりましたね。

Q4:今年1年で自分が成長、レベルアップしたと感じる部分は?

A4:アプローチショット

バンカーショットはあまり進歩していないのですが(苦笑)、アプローチショットは去年よりもよくなったと思います。今シーズン、ツアーのパーキープ率で1位になれたのも、アプローチが上達したからでしょうね。

Q5:来シーズンの目標・抱負は?

A5:「日本プロ」制覇

来年の「日本プロ」は僕の地元・鹿児島で開催されます。今年悔しい思いをした大会なので、来年は勝てるよう頑張りたいです。それ以外のメジャー大会も、今まで以上に意識してタイトルを狙いたいと思います。