新しいデジソールは“牙”でグリップ! 『新ゼクシオデジソール』デビュー ~ゼクシオ GGS-X002~

スパイクレスながら、鋲つきに負けない高いグリップ性能と、歩きやすくて疲れにくいという快適さが魅力のシューズ「ゼクシオデジソール」。多くのゴルファーに支持されてきた人気モデルが、誕生から10年を迎えた今年リニューアル。“牙(きば)”という愛称が表わすとおり、従来モデルにくらべさらにアップしたグリップ力で、プレーをサポートしてくれる。

ソールパターンが左右非対称の右打ち専用設計

SRIスポーツ(株)
ウェア・用品企画部
内田基博
ゴルフシューズのほか、バッグ、グローブなどの商品企画を担当。
 スパイクレスなのにグリップ性能が高い。これがデジソールの初代から変わらないセールスポイントだ。だが、ゴルファーの中には、鋲のないことによる歩きやすさは認めつつも、視覚的なイメージから、スパイクにくらべるとグリップ力に劣るのではないかという印象を抱く人が少なくないという。
「そのため、新しいデジソールではまず“滑らないことを外観でアピールする”ことから商品企画をスタートさせました」
 と、商品企画を担当したSRIスポーツの内田基博は言う。
 そこで開発陣が最初に行なったのは、スパイクレスシューズを履いたゴルファーに透明の板の上でスイングしてもらい、ソールのブロックの一つひとつがどんな方向に動くのかを調べることだった。その結果、すべてブロックは、上半身の動きと反対の方向に動くことがわかった。つまり、バックスイング時は左足がツマ先方向に、ダウンスイング時は右足がカカト方向に動こうとするのだ。
「そうした動きに対して、直角の壁を作れば、滑らずに済みます。そのために考え出したのが、扇形のブロック配列でした」
 実は先代のモデルでも、同様の配列は採用していた。ただ、左打ちのゴルファーの使用も考慮し、ソールを合体させて左右対称のデザインにした。
「でも、それだと左右それぞれに不要なブロックができてしまい、その影響でグリップ性能が充分に発揮されなかったり、重量が増えてしまったりというデメリットがありました。そこで左打ちの方にはたいへん申し訳ないのですが、今回はあえて合体はさせず、左右非対称の右打ち専用のソールを採用しました」

左右非対称ソールががっちりグリップ 左右でソールパターンが異なる新デジソール。右足(左)はカカト方向、左足はツマ先方向に滑るのを防ぐ。左右で突起の向きが違う点にも注目。
トゥ寄り内側に剛性の高いブロックを配置 右足内側・トゥ寄り(濃いブルーの部分)のブロック。剛性を高めることで、インパクト時に最大になるカカト方向への力を受け止め、角度をつけた突起が地面に食いこむ。
 そして開発陣が行なったもうひとつの検証が、「スイング中、足ウラのどの場所に最も大きな力がかかるか」ということ。その結果、左足ではトップからの切り返しの瞬間に、そして右足はインパクトの瞬間に、それぞれトゥ寄りの内側に最大の力がかかることがわった。そこから、左右の足ウラの内側部分のソール剛性を高めるという発想が生まれた。
 ソールの材質はゴムであるため、一枚のソールの中で硬度を変えるのは難しい。だが、ブロックの大きさを変えれば硬度を変えることができる。つまり、ブロックを大きくすれば硬くなり、小さくすれば軟らかくなるというわけだ。
「新しいデジソールでは、両足の内側に力のかかる方向に長目の固まりを作ることで、ソールの剛性をアップさせました。それが鋲の代わりの役割を果たし、プレーヤーの力をしっかり受け止めるのです」

各ブロックに刻まれた数字が生み出すグリップ性能と安心感

角度のついた鋭い突起が強いグリップ力を生む 左足外側から見たソール。ツマ先方向に角度がつけられたブロックの働きにより、左足が切り返し時にツマ先方向に滑ろうとするのを防ぎ、足元が安定する。
ブロックごとに最適な角度を設定 各ブロックには、位置に応じて17度から29度まで最適な角度がつけられている。
 そして、新しいデジソールの最大の特長が、“牙”という愛称にもなっているユニークなブロック形状だ。
「従来のデジソールのブロックは、底面に対して鈍角か直角でした。それを今回、成型後のゴムを熱いうちに金型から抜くことで鋭角にしています」
 特許も取得しているこの新技術により、右足は後ろ向き(かかと方向)に角度をつけ、地面を噛むようにしている。そのため、スイング中、後ろに滑ることがない。
 一方、左足のソールのブロックは、前向き(つま先方向)に角度をつけているため、前方向に対してグリップする。まさに“牙”のような形で、視覚でも強力なグリップ性能をアピールしているのだ。
 そして、それらのブロックには、たんに角度をつけただけではない。
「理想のスイングをした場合のソールの各部分にかかる力の大きさと方向を計算したところ、部位によってブロックの角度を変える必要があることがわかりました。そこで商品化にあたっては、個々のブロックに最適な角度をつけています」
 これにより、どんなライでも強力なグリップ力を発揮するのだが、さらに、ブロックごとの角度がひと目でわかるよう、すべてのブロックに角度を入れた。
「角度を可視化したのは、店頭に陳列した時に販売の際のネタになればと言う思いからでした。」
 こだわり抜いた高性能のソールに加え、スイング時のシューズのねじれを制御し、パワーを最大限に伝える「トーションコントロール」や、高い防水性と透湿性を備えた「ゴアテックス」などの機能も充実。『新ゼクシオデジソール』は、「鋲の交換などのメンテナンスが不要」「歩きやすく、疲れにくい」というラバーソールならではの特長に、ソフトスパイクにも負けない高いグリップ性能を備えた自信作なのだ。

グリップ力がアップしたツアープロ使用モデル~スリクソン GGS-S001(ソフトスパイク)~

スリクソンからもソフトスパイクのNEWモデルが登場! 光沢感のある樹脂製ソールの上に鋲を配置することで、従来モデルにくらべグリップ力が向上。また、カカト部分にはダンロップが高い技術を誇るラバーを採用して突き上げを抑え、疲れにくくしている。今季のツアーで多くの契約プロが使用するアスリート向けモデルだ。
パワーを最大限に伝える「トーションコントロール」 流行の樹脂製ソールを採用。また、内側にねじれやすく、外側にはねじれにくい「トーションコントロール」が、ゴルファーのパワーをロスせずに最大限に伝える。
深いラフでも鋲がしっかりグリップ 樹脂ソールに凹凸を付け凸の部分に鋲を配置しているため、深いラフでも鋲が下まで潜り、高いグリップ力を発揮する。
 
各モデルのスペックはこちらをご覧ください。
  • ゼクシオ「デジソール GGS-X002」(右打ち専用モデル)
  • スリクソン「GGS-S001」(ソフトスパイク)