Report[50]
2018.7.17

『第147回全英オープンゴルフ』練習日レポート
【月曜日】硬いフェアウェイがコース攻略のカギ!?

世界最古のゴルフトーナメント「全英オープンゴルフ」。147回目となる今年は、7月19日から4日間、歴代の開催コースの中でも最も北に位置するカーヌスティゴルフリンクス(スコットランド)で行われます。同コースでは11年ぶり8度目の開催となる“ジ・オープン”に、松山英樹プロが6年連続6度目の参戦。これまでカーヌスティでの戦いを制してきたのは、トミー・アーマーやベン・ホーガン、ゲーリー・プレーヤーなど真の実力者ばかり。そんな難コースを相手に悲願のメジャー初優勝をめざす松山プロの練習日の模様を3日間にわたってレポートします。

前日までにすでに63ホールを練習ラウンド

トーナメントウィーク初日の16日(月)。松山英樹プロは、午前11時半に大会のドライビングレンジに姿を見せました。今月5日(木)に早くもスコットランド入りした松山プロは、翌6日(金)、7日(土)と2日連続でカーヌスティの18ホールをプレー。さらに、初出場した先週の「スコットランドオープン」では残念ながら予選落ちしてしまったためカーヌスティに戻り、14日(土)に18ホール、15日(日)に9ホールをそれぞれプレー。つまり、すでに63ホールをプレーしてトーナメントウィークを迎えたわけです。そんな松山プロは、ルーティンである片手ずつのアプローチからショット練習をスタート。長年愛用しているクリーブランド『588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド ウエッジ』の60°、56°、52°と番手を上げていき、ドライバーによるティショット練習へ。その際、リンクス特有の地盤の硬さを物語るように、ティペグがなかなか芝に刺さらないシーンも見られました。そして、30分ほどでショット練習を終えると、練習ラウンドのために1番ホールに向かいました。



ティショットとパターによる寄せの距離感をチェック

午後12時10分、1番ホールから練習ラウンドをティオフ。この日は谷原秀人プロ、宮里優作プロという母校・東北福祉大の先輩2人とのラウンドです。コースを見渡してまず目につくのが、かなりの部分が茶色になっているフェアウェイ。大会関係者によると、コース周辺は今年5月下旬から今月上旬まで猛暑と少雨が続いた影響で、例年なら青々としているフェアウェイの芝がすっかり枯れてしまったとのこと。それにより、元々硬い地盤はさらに硬くなり、ランが非常に出る状態になっていて、これがコースマネジメントを大きく左右することになりそう。事実、選手たちを悩ませていたのがティショットで、松山プロは点在するポットバンカーを避けようとアイアンでレイアップしたものの、追い風とランの影響で、ボールは入らないはずのバンカーに入ってしまうことも。そのため、ティグラウンドでは入念にメモをチェックする姿が見られました。そして、もうひとつ硬い地面の影響が出そうなのがグリーン周り。フェアウェイ、カラー、グリーンの境目がないリンクスでは、ウエッジでのショットよりも確率の高いパターでアプローチを試みるケースが多く見られますが、今年のカーヌスティでは、フェアウェイからの方がグリーン上よりボールが走りそう。松山プロも、多くのホールでグリーンの横や奥からパターでボールを転がし上げては、距離感を確かめていました。



ラウンド後もおよそ2時間レンジで打ち込み

フェアウェイを3人で並んで歩いたり、18番グリーン手前で記念撮影をしたりと、メジャーの緊張感の中にもリラックスした光景も見られた練習ラウンドは午後5時に終了。松山プロはすぐにドライビングレンジに戻り、ショット練習をスタートさせました。その練習では主に長いクラブを使い、この日キャディを務めた飯田トレーナーと言葉を交わしながら、トップオブスイングからの切り返しの動きやタイミングをしきりにチェック。その間、左足をいったん上げ、外側に踏み出して打つ練習もしていました。そして後半には、この日、常にアゲンスト気味に吹いていた風に対し、低く抑えたショットを練習。この頃になると、ドライビングレンジに残っているプレーヤーは松山プロを含め2人だけに。そして午後7時、最後のショットを打ち、この日の調整を終えました。なお、練習ラウンドを3日連続で行ったことから、明日の火曜日はラウンドせずに調整する予定とのことです。



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