Report[37]
2017.6.13

『第117回全米オープンゴルフ』練習日レポート
Hideki Matsuyama at Erin Hills
【月曜日】ドライビングレンジを中心に軽めの調整

世界で最も過酷なゴルフトーナメントといわれる「全米オープンゴルフ」。117回目となる今年は6月15日から4日間、ウィスコンシン州のエリンヒルズ・ゴルフコースで開催されます。同コースで全米オープンが開催されるのは初めて。全長およそ7800ヤードという長さに加え、リンクスを思わせる長いラフがプレーヤーたちに立ちはだかります。そんな難コースを相手に、メジャー初制覇を賭けて挑む松山英樹プロの練習日の模様をレポートします。

1メートル前後のショートパットを入念に練習

10日(土)、11日(日)と2日連続で18ホールの練習ラウンドを行なった松山プロ。そのためこの日(12日)はドライビングレンジを中心にした調整を行なう予定で、正午にコース入りした後、パッティンググリーンへ。午前中からコースチェックを行っている進藤キャディに代わり、飯田トレーナーをパートナーに1メートル前後のショートパットを繰り返し練習していました。特に時間をかけていたのがフックラインで、両手だけでなく、右手、左手それぞれ片手で打ち、打ち出す方向を確かめていました。

ミドル~ロングアイアンのスピン量と飛距離をチェック

午後1時半、ドライビングに移動した松山プロは、ウエッジからショット練習を開始。狙う方向を変えながら、飛距離を30ヤード、50ヤードと徐々に伸ばしていきます。この時、レーダー式弾道追尾システム「トラックマン」を活用し、特にミドル~ロングアイアンでのスピン量と距離をこまめにチェックしていました。この日は常にアゲンストの風が、勢いを強めたり弱めたりしながら吹き続けていたドライビングレンジ。エリンヒルズでは無風になることがほとんどないと言われることから、本番でも風の読みがショットの成否を左右しそうです。また、練習の合間には、毎年大会のテレビ中継で解説を務めている青木功プロと談笑。青木プロが見つめる前で黙々と打ち込んでいた松山プロ。最後は握手をしながら「頑張って」と激励を受けていました。



しっかりスピンの利いたアプローチで硬いグリーンでもピタリ

ショット練習は1時間15分ほどで終え、14時50分、今度はアプローチ練習用のグリーンへ移動。ここでも狙うピンと距離を変えながら、高低それぞれの弾道でアプローチショットを試みていました。アプローチショットでは、自身が監修した『クリーブランドウエッジ588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド ウエッジ』の56°と60°を交互に持ち替えて練習。低い球で攻める場合もあまり足は使わず、しっかりスピンの利いた球で硬いグリーンにピタリと止めていました。その後、バンカーショットを経て、再びパッティンググリーンへ。その合間には子どもを中心にギャラリーからの求めに応じてサインをしていました。そして、1メートルのショートパットを5分ほど行い、この日の練習は終了。15時半過ぎにコースを後にしました。なお、明日(火曜日)は午後12時41分に10番ホールから練習ラウンドを開始する予定です。



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