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第138回
甲斐慎太郎
(2009,2,20)

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プロが素顔で語る ツアープロ日記

第50回
古閑美保 涙が溢れて止まらなかったツアー初優勝。もっと練習して、少しでも不動裕理さんに近づきたい。
 
 ダンロップ・ファンのみなさん、はじめまして。古閑美保です。まずは、「ヨネックスレディス」でのご声援、どうもありがとうございました。そして、たくさんの方からお祝いのお言葉やお花をいただきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 あの試合は本当にツイていたと思います。18番でクリークに入ったボールが出たのもそう。最後は自分でも何をやってるのかわからなくなるほど緊張してました。ふだんは全然緊張を感じないタイプなんですけどね(笑)。
 泣いてしまったのも、自分では意外なんです。16番あたりからウルウルしてきて、パーパットを外したら一度は引き締まったんですけど、17番でバーディーを取って「勝った!」と思ったらまたウルっときて。最後は、泣いたらダメと自分に言い聞かせたのに、もう抑えきれなくて。涙が溢れて止まりませんでした。試合の後には、プロの先輩方や関係者の方に胴上げまでしてもらって。本当に嬉しかったし、自分でも感動しました。
 私にとって、フルで試合に出るのは今シーズンが初めてで、開幕前はシード選手になることが目標でした。まだ私にはその実力はないなと思いながら、シードを目指そうと思ったんです。私の場合、実力以上のものを目指したほうが力が出るからです。
 シードをとるために、まずベスト10に入ることを目標にしました。早いうちに入れればいいなと思っていたら、4月に地元(熊本)であった「再春館レディース」で7位に入れた。そのあと予選落ちが少なくなって、6月の試合で2位になってシードが見えてきたら、ちょっと気持ちにゆとりが出たというか、少しゆるんでしまったのか、自分では“最近、あんまりいけてないなぁ”と思っていたんです。
 それが、優勝した前の週に裕理さん(不動プロ)と最終組で回ったら、それがスゴく勉強になって。私の中で何かが変わったみたいです。裕理さんは、調子がよくないときでもスコアを伸ばすし、パットをほとんどショートしないところもスゴイ。それで私が勝った翌週の「ヨネックスレディス」では、常に強めにパットを打つように心がけました。それも、裕理さんのプレーを見たからです。
 先生(清元登子プロ)にも助けていただきました。軽井沢の試合で予選落ちして、ゴルフを始めてから初めて悩んだのですが、先生から「左足が流れているのでは」と言われて、そこに気をつけたらショットが安定したんです。勝った試合でも、「もっとゆっくり振りなさい」というアドバイスをいただきました。
 やっぱり、先生に教えてもらうようになってから、考え方が変わって、ちょっとは成長できたかなと思います。でも、初優勝ぐらいで泣くんじゃないと叱られちゃいましたけど(笑)。
 私にとっては、早すぎる優勝だったかなとも思うけれど、1勝できた以上は、もっと上を目指してがんばりたい。出場するのが夢だった宮崎での最終戦でも、いい成績が残せればと思います。そして、もっと練習して、少しでも裕理さんに近づきたい。これからも、「いつも笑顔で」をモットーにがんばりますので、みなさん応援してくださいね。


おかげさまでツアー初優勝できました!!
古閑美保(こが・みほ)
1982年熊本県生まれ。
アマ時代に日本ジュニアや日本女子オープン・ローアマなどを獲得し、2001年プロ入り。今季の賞金ランキングは7位(9月1日現在)。
身長167 センチ、血液型B。

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