第129回 大堀 裕次郎

“ひらめき”でパットのフィーリングが向上。後半戦は優勝を狙います!

プロ4年目の今季、初めてシード選手としてツアーに参戦。後半戦での巻き返しを期す大堀 裕次郎プロが登場!

パットが決まらずに苦しかったツアー前半戦

 みなさん、毎日暑い日が続いていますがお元気ですか?大堀裕次郎です。いつも応援していただき、どうもありがとうございます。今日はまず、僕の前半戦の話からしたいと思います。

 僕は、今年初めてシード選手としてツアーに参戦しているのですが、開幕前は、とにかく優勝することだけを考えて戦おうと思っていました。ただ、開幕してみると思うようにいかなくて。なかなか予選を通過できずに、苦しい戦いが続きました。6試合目の「日本プロ」でようやくトップ10(7位タイ)に入ることができたのですが、あの試合も最終日がよかっただけで、3日目まではあまりいいゴルフではありませんでした。逆に、6月上旬の「日本ゴルフツアー選手権」では、初日から3日目まではよかったものの、最終日にスコアを落としてしまいました。

 そうなった原因は、とにかくパッティングが決まらなかったことです。僕は元々そんなにスリーパットをしないほうなのですが、今年は本当に多いんです。ショットに関しては去年と変わらないものの、パットがよくないために流れを悪くしてしまうことが続きました。「セガサミーカップ」(7月第1週)も、2日目はパーオン率が全体で9番目という数字だったし、ショットの感触はよかったのですが、本当にパットが悪すぎて。あの大会は去年トップ10に入ったし、北海道のコースはけっこう得意だと自分で思っていたので、あまりのパットの悪さにだいぶヘコみました(笑)。とにかく、パットがもう少しマシだったら・・・、という前半戦でしたね。

 でも、あの試合が終わったあと、実はパッティングについてつかんだものがありました。自宅に帰って、マットの上でパット練習していたら、「あっ」とひらめいたんです。それで、それを直後に行われた「JOYX OPEN」という試合で試してみたら、パットが決まってくれて、2位に入ることができました。その翌週の「北陸オープン」でも、初日(予選)に5アンダー「67」というスコアが出て単独トップ。ただ、その日は暑くて熱中症気味になってしまって、途中からお腹もこわしてしまったので、ホールアウト後にすぐ病院に行ったら、食事をしたらダメと言われて。そのために2日目(決勝)の後半はフラフラになりましたが(笑)、何とかガッツで最後までプレーしました。あの試合もゴルフ自体は悪くなかったし、パットのフィーリングもよかったです。ただ、あんまり入る、入ると言い過ぎて、また入らなくなると嫌なので、これ以上言わないでおきますけど(笑)。

体重キープのためのトレーニングと夏バテ防止メニュー

 「セガサミー~」のあとのオープンウィークには、ジムに行ってトレーニングもしました。ただ、シーズン中なので、メニュー自体は自分の体重を使った軽いものです。トレーニングに関しては、2015年のシーズン後に、僕のスポンサーをしてくださっている森永製菓さんのトレーニングラボで初めて本格的なトレーニングをして、去年のオフも引き続きそれをしました。

 その目的の一つが体重のキープでした。というのも、僕は冬場には体重が80キロぐらいあるのですが、ツアーで戦うにつれてどんどん減ってしまうんです。北陸オープンでも減り方が酷くて、練習日からの4日間で4キロも落ちてしまって(苦笑)。そのため、1年間同じ体重を持続させるためにトレーニングをしています。食事についても、今年は日頃から意識していて、森永製菓さんの栄養士さんからは、夏バテ防止に効く食べ物なども教えてもらっています。具体的には、ネバネバ系のものや鰻とかで、そういうものをできるだけメニューに取り入れて食べるようにしています。

 それと、オープンウィークには、パットだけでなくスイングチェックも自分なりにやりました。あまりボールは打たずに、素振りを多くして、身体の動きをチェックしたのですが、ローカル競技で続けて優勝争いができたのは、その成果が少し出たかもしれません。ドライバーの飛距離に関しても変化がありました。今年、僕のツアーでのドライビングディスタンスは去年より10ヤード近く伸びているのですが(注:279.94ヤード → 289.06ヤード〈8月18日時点〉)、最近は自分でもよく飛んでいるなと感じています。ちなみに、使っているドライバーは『ゼクシオ ナイン』。1年間ツアーを戦うことを考えると、ドライバーは安定して飛距離が出るモデルが一番。その点、ゼクシオは少し芯を外した時でもブレが小さくて済むので、それなりに飛んでくれるんです。構えやすさも含めた安心感が、ゼクシオを使っている理由です。

 前半戦を終え調子自体は上向きつつあるので、後半戦では、優勝を目指してプレーしたいと思います。何かひとつきっかけがつかめれば、そのままいい感じでそれ以降の試合も戦える気がするんです。そして、たとえ優勝には届かなくても、去年あと一歩のところで出られなかった「ゴルフ日本シリーズ JTカップ」に、今年こそは絶対に出たいと思っています。そのためには、ここからの数試合が大事。僕は夏は嫌いではないし、成績も暑い時期のほうがいいと思っているので、自分自身に期待しながら頑張るつもりです。

大堀 裕次郎(おおほり・ゆうじろう)
1991年兵庫県生まれ。
10歳でゴルフを始め、中学3年のとき「日本ジュニア」で3位タイに入賞。大阪学院大4年だった2013年「関西アマ」と「日本アマ」を制覇。同年末にプロ宣言し14年プロデビュー。15年チャレンジトーナメント初優勝。16年賞金ランキング41位となり初のシード権を獲得。身長182センチ、体重80キロ。血液型B。
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