Vol.47

[ 平本穏プロ ]&[ クリーブランドゴルフ 588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド ウエッジ ]

ナイスショットをイメージしやすいシャープな顔とソフトな打感。
ウエッジを3本に増やしてから、距離の打ち分けが容易に
 『クリーブランドゴルフ 588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド ウエッジ』(以下、RTX 2.0 PF)の好きなところ、それはシャープな“顔”です。僕は、トップラインのヒール側が高いヘッドはあまり好きではなくて、トゥ側との高低差があってシュッとストレートになっているのが好きなんです。RTX 2.0 PFのトップラインはそうなっているのですごく構えやすいし、ショットのイメージが湧きやすいですね。
 それと、ヘッドの素材もやわらかく感じます。距離のあるショットではあまり差はないのでしょうが、グリーン周りでソフトに打ちたい時に打感が硬いと、球が早く出て行ってしまって距離感が出ません。その点、RTX 2.0 PFは飛び出しがソフトなので、ボールがイメージ通りのスピード、高さで飛んでくれる気がします。
 ソールは一切削っていません。フェアウェイからのショットもしっくりくるし、ラフからの抜けも問題ないですから。ただ、僕のこだわりとして、58°だけは他よりバランスを軽くしています。ツアーのグリーンは速くて硬いことが多いので、あまり重たいヘッドを使うと、球が思ったよりも飛んでしまう気がするんです。だから、他のウエッジのバランスをD2で合わせているのに対し、58°はC8.5。しっかり打っても飛び過ぎないようなセッティングにしています。
 ところで、僕がRTX 2.0 PFを使い始めた時には52°と58°という2本の組み合わせだったのですが、今は50°、54°、58°の3本をバッグに入れています。以前は、52°は120ヤード、58°は100ヤードというのが、データ上も自分のフィーリングでも目安にしていました。でも、110ヤードをどうするか考えた時に、58°で思い切り打つのはリスクがあるし、52°で軽く打つといっても、それが試合中のプレッシャーがかかった場面でできるかといえば難しい。
 それでダンロップのスタッフの方に相談したら、「3番アイアンを抜いて、ウエッジを3本にしてみたら?」とアドバイスされたんです。たしかに3番アイアンはあまり使わないし、飛距離も4番アイアンと10ヤードも変わりませんでした。それならば、100~110ヤードを的確に打ち分けられるようにしたほうがチャンスが増えると考えたんです。たとえば、パー5の3打目とか、短いパー4の2打目を突き詰めたほうがスコアを減らせる可能性が高まるんじゃないかと。それで、PWの次を50°にしました。それだと2本のロフトの間隔が3~4°だし、それ以下の間隔も4°になります。パターを除く13本のクラブのうち、下の4本でワンピン以内につけられて、なおかつそのパットを入れられる確率が上がれば、何度でも優勝できるんじゃないかと思うんです。この4本の重要性は、いつでも、どんなコースでも変わらないはずです。
 ウエッジのセッティングを変えてから、わずかな違いの距離を打ち分けるのが以前より楽になりました。7割ぐらいの力で打つのは、プロでも難しいものです。そうやって自分で細工するよりは、普通にショットをしてクラブに仕事をさせたほうが楽だし、プレッシャーも減るのでミスも減ります。その意味で、ロフトが小刻みになっているRTX 2.0 PFを含めた4本の組み合わせは、すごく自分を助けてくれるセッティングになっていると思いますね。