vol.53
神戸の名門を舞台にした4日間のタフな戦い。栄冠はだれの頭上に!?

サントリーレディスオープン 取材日:6月6日

総合力が試される大会。まずは予選通過をめざして
吉田 弓美子
今季のベストフィニッシュ:フジサンケイレディスクラシック 優勝

過去の優勝者に賞金女王が名を連ねる今大会。4日間の戦いの舞台となるのは、今年も神戸の名門「六甲国際ゴルフ倶楽部」(神戸市北区)。指定練習日2日目のこの日(6日)、コース周辺は快晴微風の絶好のプレー日和となりました。吉田弓美子プロは、午前9時過ぎに10番ホールから練習ラウンドをティオフ。いつものように、仲の良い菊地絵理香プロとの笑い声の絶えないラウンドとなりました。先々週の試合の初日に左足を痛め、大事をとって棄権した吉田プロ。まずは足の状態のついて聞いてみると、「もう大丈夫です。その日の晩に熱が出たのですが、熱が引いたらすごく元気になりました(笑)。たぶん疲れていたんだと思います」と笑顔で答えます。吉田プロといえば、昨年大会で激しい優勝争いの末にトップと1打差の2位タイに入賞。「ティショットで狙いを定めやすいコースかなと思います。第2打も大事だけれど、まずはやはりティショットがポイントになりますね。それと、4日間競技ということもあって、総合力が試されるコースだと思います」とコースについてコメント。さらに、「ほぼ2週間休んでいるので、まずは予選通過をめざして、あまり気負わずにプレーしたいと思います」と抱負を語ってくれました。

得意な戦略性の高いコースでの優勝争いに期待
酒井 美紀
今季のベストフィニッシュ:ほけんの窓口レディース 3位

酒井美紀プロは午前11時半すぎにドライビングレンジに登場。アイアンのシャフトのテストも兼ねてたっぷりと打ち込んだあと、午後1時少し前に1番ホールから練習ラウンドを開始。スリクソン・ボール契約プロのキム ハヌル選手と同組でのプレーとなりました。また、後半のインコースはひとりでプレー。グリーン上では、昨年大会のピンポジションを確認しながら、ラインやボールの転がりを入念にチェック。ホールアウトしたのは18時過ぎでした。1ヶ月前の「ほけんの窓口レディース」では優勝争いの末に今季自己最高の3位に入るなど、上り調子の酒井プロ。関西地方の梅雨入りが発表され、今大会期間中、初日と最終日には雨の予報も出ていますが、「雨が降ると集中力が増すので、雨は好き」という酒井プロ。さらに、今大会のコースについて、「戦略性が高いので、プレーしていて面白い」と語っていただけに、今週も優勝争いに期待がかかります。

次は4日間プレーしてしっかり勝ちたい
青木 瀬令奈
今季のベストフィニッシュ:ヨネックスレディス 優勝

ご存知のように、先週の「ヨネックスレディス」でプロ7年目にして悲願のツアー初優勝を飾った青木瀬令奈プロ。正午過ぎにコース入りすると、キャディの大西コーチとともに、あちこちで他のプロや関係者から「おめでとう!」と祝福され、握手を求められると、「ありがとうございます!」と会心の笑顔で応えていました。明日(7日)のアマプロトーナメントで18ホールをプレーすることから、この日はドライビングレンジやアプローチ練習場で調整。そんな青木プロは、昨年大会で吉田プロと同じく2位タイに入賞。まずはそれについて聞いてみると、「数年前までは距離が出なくて、『私は通用しないコースだな』と思っていたんです。ティショットが少しでもラフに入ると、元々距離があるのにさらに長くなって、本当に難しくなるので。でも、スイングを変えて飛ぶようになってからは、『あれ?』と思うくらい、コースに対する印象がかなり変わって、いいイメージでゴルフができるようになりました。それが去年の結果につながったのだと思います」。そして、今週は2週連続優勝に期待がかかります。「もちろん、今週も勝ちたい気持ちはあります。それは、去年2位だったこともあるし、先週は短縮競技だったので、4日間プレーしてしっかり勝ちたいという思いはあります。頑張ります!」。2週連続優勝に期待しましょう。

ティショットは絶対にフェアウェイキープ。上位でプレーしたい
藤崎 莉歩
今季のベストフィニッシュ:ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ 2位

藤崎莉歩プロは、午前8時15分過ぎに1番ホールからティオフ。この日は、ティーチングプロである父・敬一さんが同行しての練習ラウンドとなりました。ちなみに、敬一さんは、主に関西で開催されるトーナメントの練習日にコースに来場し、スイングなどをチェックしてくれるそうです。後半のインコースは新海美優プロと二人でプレーした藤崎プロに、ここ最近の調子について聞いてみると、「ショットの調子がいまひとつなので、いろいろ試しながら練習している、という感じですね」。さらに、この日の練習のチェックポイントについて、「私は左サイドにOBなどがあると、よくプッシュアウトしてしまうので、父からは、『そういう景色のときにもちゃんと振り切れるように』と言われていて、今日もそこに注意してプレーしました。練習ではできたので、あとは試合でどれだけできるかです」と話してくれました。六甲国際GCはアマチュアの頃からプレーしているという藤崎プロ。「距離は私にはちょっと長いですね。グリーンは砲台が多いので、キャリーさせないといけないし、しっかり止めないといけないことを考えると、ティショットは絶対にフェアウェイに置くことが大事だと思います」というコース攻略のポイントに続いて、「(2位に入った)第2戦以来、トップ10に入れていないので、やはりそこを目指したいです。上位で緊張感の中でプレーできたらなと思います」と、今週の抱負を語ってくれました。

今週も目標はトップ10。“憧れの人”とのペアリングは!?
新海 美優
今季のベストフィニッシュ:ほけんの窓口レディース 6位タイ

今季限りでの現役引退を表明している宮里藍プロが出場することでも大きな注目を集めている今大会。この日、午前8時前に1番ホールからスタートし、その宮里プロの2組前でプレーしていたのが新海美優プロ。「私は宮崎の試合で藍さんを見てゴルフを始めたので、引退されると聞いた時には本当にビックリしました。まだ一緒の組でプレーしたことがないので、今週は最後のチャンスかもしれませんね」と笑顔で話していました。そんな新海プロは、今季、ツアーで自身初のトップ10フィニッシュを果たすと、先月の「ほけんの窓口レディース」では、自己ベストを更新する6位タイに入賞。ただ、それについて尋ねると、「最終日の17番をボギーにしてしまって・・・。そういうところが、自分はまだまだかなと思います」と自身の課題を口にしていました。今大会には、昨年に続き2度目の出場となる新海プロ。1年ぶりにプレーした18ホールの印象を尋ねると、「フェアウェイが狭いホールがあるし、木が邪魔になって打てないこともあるので、やっぱりティショットを正確に打っていかないと。グリーンは、去年ほどスピードはない気がしますが、奥に下っているホールも多いので、セカンドショットの距離感は難しくなると思います」。さらに、自身の目標について、「今週もまずはトップ10をめざして頑張ります」と、笑顔で話してくれました。