D-cafe リラックス・トーク

後半戦も一つひとつのプレーを大事にやっていきたい

~小祝さくら~

今回は、今年ルーキーながらツアーで優勝争いを演じている小祝さくらプロが、前半戦のプレーや自身のアマチュア時代について語ります。

少しだけ自信になった序盤戦での5位タイ入賞

 みなさん、こんにちは。女子ツアーは前半戦が終わりました。初めてツアーに参戦している私にとってはあっという間の4か月で、「気づいたらもう夏!?」という感じです(笑)。

 序盤戦は予選落ちが多くて、自分ではまさかあんなに続けて落ちちゃうとは思っていなかったのでかなり焦りました。リランキングのこともあるし、精神的にかなり厳しかったですね。でも、5戦目の「ヤマハレディース」で、けっこう難しいコースで5位タイに入れたのはすごくうれしかったし、少しだけ自信になりました。あれがなかったら、あのままズルズルいっていたかもしれないですね(苦笑)。

(ツアー自己最高の2位タイに入った)「中京テレビ・ブリヂストンレディス」(5月第3週)では、初日からパットがよく入ってくれました。初日、2日目とトップに立って最終日を迎えたのですが、前半にスコアを落としてしまったので、優勝が難しいのは分かっていました。でも、逆に開き直ることができて、途中からは「一打でもいいスコアで回ろう」と思ってプレーしていたんです。それでも、まさか最後に4連続バーディが獲れるとは思っていなかったので、自分でもビックリしました(笑)。勝てなかったのは悔しいけれど、自分なりにベストのプレーはできたと思います。

 ツアーの雰囲気にはだいぶ慣れましたが、毎週、本番に調子を合わせるのは難しいなと感じていて、私は全然できていません。ただ、開幕前は毎週試合があるので疲れがたまるだろうと想像していたのですが、疲れはそれほどでもないですね。特にケアもしていないのですが、たくさん食べるようにはしています。私は食べることが趣味で、好きなものはたくさんあります。いちばん好きなのは桃。それと、焼肉やお寿司も大好きで、お寿司は炙りサーモンが好きです(笑)。これは地元の北海道だけでなく、どこに行っても食べます。

気づいたらプロゴルファーをめざしていた

 私をご存じない方もいると思うので、少しだけ自己紹介をさせてもらいますね。ゴルフを始めたのは8歳の時で、母から「ゴルフのレッスンに行ってみない?」と言われたのがきっかけでした。ちなみに母はゴルフをしないんですけど(笑)。最初は習い事の感覚でやっていて、小学3年で初めて出た競技ではビリでした。小学校高学年になると、北海道の大会で優勝できるようになったのですが、やらされている感があって、中学に入って結果が出なくなると、「ゴルフをやめたい」と思ったことが何度かありました。

 そんな私が変わったのは、中学から高校にかけて「北海道ジュニア」や「北海道女子アマチュア」を目標に練習して優勝できてから。すごくうれしかったし、やる気が出ました。でも、「プロゴルファーになろう」とはっきり思ったことは一度もないんです(笑)。全国大会に出ているうちに、自然と「やっぱり最終目標はプロテストかな」と考えるようになったので、気づいたらプロをめざしていた、という感じですね。

 同級生のみなみちゃん(勝プロ)や比菜ちゃん(新垣プロ)とは「日本ジュニア」などの全国大会で出会って仲良くなって、一緒に食事に行くようになりました。今年、比菜ちゃんがツアーで初優勝した時には私もすごくうれしかったですね。ただ、あの頃はまだ私の賞金ランキングが下の方だったので、「もっと頑張らないとダメだ」と本気で思いました。ちなみに、みなさん私たちを「黄金世代」と呼んでくれますが、正直私はあまり意識していないんです(笑)。それは他の子たちもそうだと思います。

優勝するために必要なのは技術、経験、そして最後は運も

 ツアーの部門別ランキングを見ると、私はトータルドライビング(※ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率の順位を合算したランキング)で上位にいるのだそうです。先日ある方に言われて知りました。たしかにクラブの中ではドライバーがいちばん得意なのですが、そのランキングはあまり意識しません。ただ、試合では、できるだけティショットでフェアウェイをキープするように心がけてはいます。

 ショットに関しては、特に自信があるわけではないけれど、今年は平均的にショットがいいなと感じています。逆にパットが問題で、毎試合、「本当に入らないなぁ」と(苦笑)。ショットとパットが噛み合えば「65」というスコアも出せるんですけどね。だから、いつも“パット待ち”という感じでプレーしています。

 ツアーに出ている以上、優勝をめざして頑張っていますが、優勝するためにはまだまだ足りない部分があるなと感じています。「中京テレビ~」のように、最終日をトップで迎えても、そこからが大変です。あの試合でも、ここぞというところでなかなか伸ばせなかったし、経験も足りないように思います。それに、やっぱり最後は運も必要。それは本当に大事だと思っています。

 技術に関しても、上手い選手のプレーを見て、「スゴいなぁ」と思って自分でもやってみようとしても、そう簡単にはできません。そういうところも含めて、ちょっとずつ力をつけていかないといけないですね。

 ツアーに出ていると、本当に一試合があっという間に過ぎていきます。しっかりやらないと、「気づいたらもうシーズンが終わり」ということになってしまうので、後半戦も、一つひとつのプレーを大事にやっていきたいと思っています。

小祝さくら(こいわい・さくら)1998年北海道生まれ。2017年プロテスト合格。2018年賞金ランキング:30位。

※賞金ランキングは6月24日時点。