What's Your Favorite?

ツアープロがオススメする“この一本”!

~稲森佑貴・酒井美紀・出水田大二郎・大堀裕次郎~

今回は、ダンロップの男女契約プロ4人が、ツアーで愛用している、今もっともお気に入りのクラブをご紹介!

つかまりがいいヘッドだから、シンプルに叩けば理想のドローが打てる

『ゼクシオ テン』ドライバー 8.5° × 稲森佑貴プロ

 僕が初めて『ゼクシオ テン』ドライバーを打ったのは、去年の最終戦(「ゴルフ日本シリーズJTカップ」)の練習日でした。打ってみて「いいな」と思いましたが、やっぱり実戦で使ってみないと本当に自分に合っているかどうかはわかりません。一年間、この試合に出ることを目標に頑張ってきた最終戦ではありましたが、「ええい、行っちゃえ!」みたいな感じで使ってみました(笑)。そうしたら試合でもよさを実感できたので、今シーズンもそのまま使っています。

 つかまりがいいのが、このドライバーのいいところ。僕はドローヒッターで、特にティショットはドロー一本で攻めたいのですが、「ゼクシオ テン」は僕のイメージする通りのドローボールが打てます。それと、初めて打った時に感じたのは、ゼクシオ ナインとくらべて初速が速いなということ。フェースの弾きがよくて、ボールが力強く出ていく感じなので風にも強いし、5ヤード強は飛距離が伸びました。

 ショットのバラつきが小さいのもいいですよね。僕自身が何かやらかさない限りは(笑)、曲がり幅も最小限で済む感覚です。ナインとくらべて重心が深くなったと聞いたので、それが方向安定性につながっているのだと思います。

 僕は今年もいまのところフェアウェイキープ率はいいのですが(注:76.10でツアー第2位。5月27日時点)、特別コントロールしようという意識はありません。「ゼクシオ テン」のヘッドはつかまりがいいので、シンプルに叩くようにしています。ダルマ落としというオモチャがありますが、僕の場合、あんなふうに横からカーン、カーンと叩くイメージで打つと、理想の球が出るんです。むしろ遠慮して振ると、本来の性能を発揮できない気がしますね。

 スコアメイクはティショット=ドライバーから始まるので、そこに強みがあるのはやっぱりいいこと。飛距離が伸びて、球も強くなった「ゼクシオ テン」は最高のドライバーだと思います。

球が乗るフェースで球筋をコントロール。飛距離も20ヤード以上アップ

『ゼクシオ テン』ドライバー 8.5° × 酒井美紀プロ

 私はアマチュアの頃からずっとスリクソンのドライバーを使っていて、これまでゼクシオは試打したことがあるだけでした。というのも、私はドライバーでもドローやフェード、低い球など、いろいろな球筋を打ち分けたいのですが、曲がらないのが特長のゼクシオでは、それが難しかったからです。ところが『ゼクシオ テン』は、最初に打った時に、打感がスリクソンに似ていて、「すごくフィーリングがいいな」と感じました。球がフェースに乗って、粘ってくれる感じがして、私がしたい球の打ち分けもスムーズにできたんです。

 ただ、私は、本当は小さいヘッドのほうがしっくりきます(苦笑)。だから正直迷ったのですが、それでも「ゼクシオ テン」を使おうと決めたのは、やっぱり飛ぶから(笑)。事実、昨シーズンとはドライバーの飛距離が全然違います。ツアーの試合は毎年同じコースで開催されることが多いので分かるのですが、去年とくらべると、10ヤードどころか20ヤード、飛ぶ時には30ヤードも距離が出るので、セカンドショットで持つクラブが3番手も違うことがあります。おかげで今年は本当にゴルフがラクです。

 今シーズン、私はティショットは飛距離優先で、多少曲がってもいいから“振る”ようにしているんです。それでラフに入っても、短い距離をショートアイアンで狙ったほうが、グリーンにオンする確率が高いと考えてのことです。

 スイートエリアが小さいと、芯に当たった時とそうでない時の飛距離の差が激しいのですが、「ゼクシオ テン」にしてからは多少芯を外してもそれなりに飛んでくれるので、去年よりいっそう強く振ることができています。ティショットが飛ぶようになったこともあるし、優勝争いもできているので、今は本当にゴルフが楽しいですね。

振り心地が最高。“つかまるフェード”で、強く、遠くに飛ばせる

『スリクソン Z565』ドライバー 10.5° × 出水田大二郎プロ

 今年の春から『スリクソン Z565』ドライバーを使っています。

 僕はフェードヒッターなのですが、それまで使っていた、小さいヘッドのドライバーは、時々ボールが右に抜けることがあったんです。それで九州の地方競技が始まる前の2月下旬に、ダンロップのスタッフの方にいろいろなヘッドとシャフトを用意していただいて、じっくりテストをしました。その中でハマったのが、「スリクソン Z565」とKUROKAGE XD(60X)の組み合わせでした。

 このクラブがいいのは、右に抜けるミスが全然出なくなったこと。フェードであっても、しっかり球がつかまるんです。

 また、以前のクラブにくらべてスピン量が減ったことで、強い球に変わりました。僕の場合、元々弾道が高くて、それは今も同じなのですが、スピン量が減ったおかげで、アゲンストには間違いなく強くなりましたね。

 それと、「スリクソン Z565」に換えるに当たって、クラブの長さをそれまでの45.5インチから45インチに短くしたのですが、計測してもらったデータを見ると、逆にヘッドスピードもボールスピードもアップしていて、飛距離も当然伸びました。バランスもだいぶ軽くしたのですが、いわゆる当たり負けしないし、とにかく振り心地が最高なんです。

 振りやすく感じるのは、当然短くしたこととも関係があるのでしょうが、短くすれば芯でとらえる確率も上がります。実際、試合でも飛んでいて、他のプロからも「ホントに飛ぶな!」と驚かれるし、僕からも「これ、メチャメチャいいですよ」とオススメしているんです(笑)。

4番は上がりやすさ、5番以下はラフからの距離感の良さで選んだコンボアイアン

『スリクソン Z965(#5~PW)& Z565(#4)』アイアン × 大堀裕次郎プロ

 僕はプロになる少し前からフラットバックのアイアンを使っていて、スリクソンのフラットバックを使うのは、この『スリクソン Z965』が3代目になります。

 なぜ僕がフラットバックを使っているのか。その一番の理由は、ラフからのショットで距離を合わせやすいからなんです。あくまで僕の感覚ですが、キャビティバックは、スイートエリアが広い反面、ラフから打った時のフライヤーの距離が読めないところがあるのに対し、フラットバックだと、多少フライヤーはするものの飛びすぎることがない。距離感がいいんです。もちろん、ヘッドが小さめでソールも薄いので、抜けもいいですよね。

 操作性が高いのも「Z965」のいいところ。トーナメントでは、ストレートボールだけでなくドローやフェードが求められる場面も多いのですが、このアイアンはいろいろな球筋を打ち分けることができます。

 ただ、4番だけは、スリクソンの中でもいちばんやさしい『Z565』を入れています。僕はユーティリティは「スリクソン Z U65」の3番を使っているので、4番アイアンも、ちょっと距離の出るモデルが欲しかった、というのが、4番だけキャビティにした理由です。

 僕の場合、4番は、パー5のセカンドショットで使うことが多いのですが、この「Z565」は球を“拾いやすい”ので狙い通りの距離が出ます。それと、パー3のティショットでも、硬いグリーンに止めるには球を上から落としたほうがいいですよね。その点、「Z565」は打出し角が高いし、球も高く上がるのでボールが止まりやすいんです。

 そんな感じで、僕はフラットバックとキャビティを組み合わせていますが、僕のほかにもロングアイアンだけ、やさしいモデルを使っているプロはいるので、アマチュアのみなさんもぜひ試してみるといいと思いますよ。