左から、淺井咲希プロ、山戸未夢プロ、脇元華プロ

今季初めてLPGAツアーに本格参戦中

みなさん、ご声援よろしくお願いします!

今シーズン初めてLPGAツアーに本格参戦しているダンロップ契約の淺井咲希プロ、山戸未夢プロ、脇元華プロの3人にインタビュー。ゴルフを始めたきっかけやセールスポイント、今後の目標などについて聞きました。

※賞金ランキングは3月31日時点、使用ギアは3月17日時点。

淺井 咲希 Saki Asai

所属
小杉CC
Profile
1998年6月13日兵庫県生まれ。滝川第二高等学校出身
プロテスト合格
2017年(89期生)
2019年賞金ランキング
84位
主な使用ギア
ボール:スリクソン Z-STAR XV、ドライバー:スリクソン、フェアウェイウッド:ゼクシオ テン(#3、#5、#7)、ハイブリッド:スリクソン(#4、#5)、アイアン:スリクソン Z585(#6~PW)、ウエッジ:クリーブランド RTX 4(48°、52°、58°)
飛んで曲がらないティショットが武器。ゴルフをもっと身近なものにしたい

Q.ゴルフとの出会いは?

ゴルフ好きの父がよく通っていた練習場が、スナッグゴルフ大会を開催したんです。それに出場したのをきっかけに、5歳の時にゴルフを始めました。

Q.プロをめざしたきっかけは?

小学生の頃から競技には出ていたのですが、全国大会に行けるレベルではありませんでした。でも、同年代の子たち(※勝みなみプロ、新垣比菜プロらとは同級生)がいい成績を残しているのを見て、中学2年生ぐらいの時に「プロをめざそうかな」と思って、真剣に練習を始めました。

Q.プロテストにまつわるエピソードは?

高校を卒業したらプロをめざすと決めていたのですが、プロテストの1年ぐらい前からパットですごく悩んでしまって・・・。だから一時はゴルフをやめようと思ったのですが、両親から「やめるなら一度テストを受けてからにしなさい」と言われたんです。そこからメチャクチャ練習して、パットに関してもグリップとかパターとかいろいろ試したし、試合では目をつぶってパットをしたこともあります(苦笑)。テストでは最初から飛ばしていこうと決めて、一次予選はトップで通過することができたし、最終テストも何とか一度で合格することができました。

Q.自身のセールスポイントと課題は?

ドライバーショットは、身長(151センチ)の割には飛ぶと思います。実は私は元々ガリガリに痩せていたのですが、プロテストを受けると決めてから体重を20kg増やしたんです。痩せていた頃からメッチャ振っていて飛距離も出ていたので、そこは今も同じなのですが、体重を増やしてから以前ほどショットが曲がらなくなりましたね。

そのティショットの飛距離を生かしたゴルフがしたいのですが、去年のステップ・アップ・ツアーではなかなかバーディが獲れなくて。だから、100ヤード以内のショートアイアンの精度を高めて、しっかりバーディが獲れるようにしたいですね。

Q.今後の目標は?

目標はいろいろあるのですが、ひとつはゴルフ人口を増やすことです。私の所属コース(小杉CC)がある富山県は、ゴルフ環境はいいのですが、ゴルフ人口が多くなくて、特に女性ゴルファーが少ないんです。だから、去年は所属コースのカートに私の希望するデザインを取り入れてもらって、それにお客さんに乗ってもらったり、初心者だけを集めたレッスン会を開いたりしました。LPGAでは「ゴルフをもっと日常に」と謳っていますが、私もそれに貢献できるような選手になりたいです。

ツアープロとしての目標は、もちろん優勝したいし、賞金女王になって海外でもプレーしたいと思っています。それと、強い選手はメジャーなどの大舞台に強いと思うので、そこに調子の波を合わせられる選手になりたいですね。

たくさん試合に出られる今年はチャンスだと思うので、出られる試合は全部出るつもりですし、ガムシャラに前半戦から飛ばしていきたいです。

山戸 未夢 Miyu Yamato

所属
三印三浦水産
Profile
1995年6月13日北海道生まれ。札幌光星高等学校出身
プロテスト合格
2014年(86期生)
プロ転向後の優勝歴
2018年 ダイクレレディースカップ 優勝(ステップ・アップ・ツアー)
2019年賞金ランキング
80位
主な使用ギア
ボール:スリクソン Z-STAR XV、ドライバー:スリクソン Z785、フェアウェイウッド:スリクソン Z F85(#3)、ハイブリッド:スリクソン Z H85(#2、#3、#4)、アイアン:スリクソン Z785(#5~PW)、ウエッジ:クリーブランド RTX 4(50°、54°、58°)
いつか賞金女王になりたい。日本代表として大会に出るのが夢

Q.ゴルフとの出会いは?

まず小学1年でテニスを始めて、けっこう夢中になっていたのですが、10歳の時に足にケガをして、しばらくテニスができなくなってしまったんです。そんな時、ゴルフのティーチングプロをしている父から「気分転換にゴルフをやってみたら?」と勧められて始めました。それからはずっと父に教わってきました。

Q.プロをめざしたきっかけは?

ゴルフを始めた頃から「プロをめざそうかな」という気持ちはありました。その後、中学でも続けて、ゴルフ部があるという理由で高校を選び、全国大会でも結果を残せるようになると、「もしかしたらプロとしてやれるんじゃないか?」と思うようになりました。その後けっこう悩んだ時期もありましたが、いつしか「絶対にプロになりたい」と思うようになりました。

Q.プロテストにまつわるエピソードは?

私が受験した2014年は、最終テストがまだ3日間だったのですが、2日目を終えた時点で合格圏外にいました。その時、コースに来てくれていた父と「合格はほぼ厳しいね。でも、今できるベストのゴルフをしよう」という話をして、最終日はインからスタートしたら、4アンダーで回ることができて。それでギリギリで合格できたので、「奇跡が起きたな」と思いました(笑)。それまでゴルフだけに時間を費やしてきたので、合格したと分かった時には努力が報われた気がしたし、安心しましたね。

Q.昨年のステップ・アップ・ツアー優勝について

プロになった14年から、ステップ・アップ・ツアーでプレーしていましたが、楽しくない、つらい時期がずっと続いていました(苦笑)。それが一昨年あたりから手応えが出てきて、「もしかしたら優勝できるかもしれない」と思えて、実際何度か上位争いができるようになりました。そんな中での優勝だったのでうれしかったし、かなり自信になりました。

Q.自身のセールスポイントと課題は?

得意かどうかは微妙ですが、ドライバーは好きです(笑)。飛距離も出ないほうではないと思います。ただ、プレースタイルとしては、アプローチとパットが得意なので、それを生かして手堅く、なるべくボギーを打たない感じのゴルフなのかな、と。だから、試合は伸ばし合いよりも我慢比べのような展開がいいですね。

今の課題は、もっとショートアイアンの正確性を高めること。ブレを少なくしてピンをデッドに狙えるようにしたいので、今はショートアイアンの練習にかなり力を入れています。

Q.今後の目標は?

今年初めてツアーに本格参戦しているので、まずは予選通過を最低限の目標にして、そこからシード権や優勝をめざしたいと思っています。ステップ・アップにくらべると、やはりツアーはグリーンとかラフが難しくてレベルが高いと感じるけれど、全然歯が立たないとは思わないし、苦手意識もありません。

そして、ゆくゆくは賞金女王をめざしたいですし、オリンピックなどの大会に日本代表として出場するのが夢ですね。

脇元 華 Hana Wakimoto

所属
フリー
Profile
1997年10月4日宮崎県生まれ。宮崎日本大学高等学校出身
プロテスト合格
2018年(90期生)
プロ転向後の優勝歴
2018年 サンポレディスオープン 優勝(台湾女子ツアー)
2019年賞金ランキング
21位
主な使用ギア
ボール:スリクソン Z-STAR XV、アイアン:スリクソン Z585(#5~PW)
常に笑顔と謙虚さを忘れずに。いつかアメリカでもプレーしたい

Q.ゴルフとの出会いは?

父がゴルフをするので、父について練習場に行くうちに始めました。初めてクラブを握ったのは小学2年の時なのですが、正直、あまり記憶がなくて(苦笑)。最初はあまり楽しくなかったからかもしれません。

Q.プロをめざしたきっかけは?

中学2年の冬に、タイで行われたジュニアキャンプに参加したのですが、その際に現地で開催されていたアメリカ女子ツアーの「ホンダLPGAタイランド」を観戦したんです。そこで、ヤニ・ツェンやミシェル・ウィーといった世界のトッププロたちのプレーを見てすごく刺激を受けました。みんなキラキラ輝いて見えて、「私もここで戦ってみたい」と思ったんです。そこからたくさん練習するようになって、その頃から競技にも出始めました。

プロのトーナメントに初めて出たのは高2の時です。2013年の「大王製紙エリエールレディスオープン」で、初日に6位タイという好スタートが切れて、予選を通過することができました(最終順位は41位タイ)。

Q.プロテストにまつわるエピソードは?

去年(2018年)、“三度目の正直”でやっと合格しました(笑)。一度目は最終テストの期間中に食中毒になって、最終日に大きくスコアを落としてしまって・・・。そして、2度目の2017年は合格ラインに2打足りませんでした。そのためQTからツアー出場をめざそうと思ったのですが、エントリーミスをしてしまいQTに挑戦することができませんでした。

それで、出られる試合を求めて、ヨーロピアンツアーのQTを受けにカンボジアとモロッコに行きました。台湾女子ツアーがあるよと教えてもらったのもその時で、台湾ツアーのQTを受験したらトップ通過することができたんです。そうして昨年は台湾ツアーでプレーしたのですが、参戦3戦目の「サンポレディスオープン」で優勝することができました。あの優勝は日本のプロテストを受ける上で、すごく自信になったし、海外の試合に出てすごく勉強になりました。

Q.自身のセールスポイントと課題は?

身長が高い(174センチ)のは自分の特徴だと思うのですが、だからといってドライバーショットがすごく飛ぶかというと、そんなこともなくて(苦笑)。「これが得意」と言えるものは特にないのですが、あえて言えば大崩れしないところだと思います。

課題は・・・ドライバーからパッティングまで全部ですね。ツアーで戦っていくには、まだ足りないところだらけなので、もっともっと練習しないと、と思っています。

Q.今後の目標は?

まず、スポーツ選手として、常に笑顔と謙虚さを忘れずにいようと思っています。

具体的な目標としては、やっぱりツアー優勝したいですし、プロとして試合に出るからには、賞金女王もめざしたいと思っています。そして、国内で結果を残したら、自分がプロをめざすきっかけになったアメリカツアーでもいつかプレーしてみたいですね。